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解説
伊達政宗復顔像(2021)
解説
伊達政宗復顔像(2021)
最先端の科学的調査と復顔技法により伊達政宗の容貌が改めて復元された。復顔にあたり、監修を国立科学博物館人類研究部坂上和弘理学博士、復顔を京都芸術大学文明哲学研究所戸坂明日香准教授が担当した。
政宗墓室から出土した頭骨の石膏型から実寸模型を作成し、その上に当時の日本人の平均的な肉厚を重ねていく復顔技法(マンチェスター法)と、これまで蓄積された日本人の人類学的データによって、新たな伊達政宗復顔像が完成した。
なお、墓室から出土した政宗の頭骨は70代の老年期のものであったため、今回、中年期の顔を復元するにあたり、歯槽部から門歯を予測し歯のある状態の噛み合わせを推定して、40代頃の顔貌を復元している。